3/5 命令
言い慣れた口調。
「脱ぐ必要はない」
私は素直にベッドに横になった。
諦め顔の私をあざ笑うかのように、
すでに明るい部屋をさらにまぶしいほど照らす。
「これではっきり見えるよ」
優しく、でもしっかりと私を開こうとする手。
これから始まることを思い、私は体を固くした。
いやというほど私の中に注ぎ込んだ後。
「明日もここへくるように」
私には従うしか道がない。